増産に向け取り組み強化 大島本島きび生産振興大会

収穫面積拡大と生産量増へ頑張ろう三唱で気勢を上げる参加者=30日、奄美市笠利町

収穫面積拡大と生産量増へ頑張ろう三唱で気勢を上げる参加者=30日、奄美市笠利町

 大島本島地区さとうきび生産対策本部(本部長・朝山毅奄美市長)主催の2019年度生産振興大会・夏植え推進式が30日、同市笠利町の農村環境改善センターであり、収穫面積の確保や単収向上など増産に向けた取り組みを確認した。19―20年期のサトウキビの生育状況はおおむね順調。夏植え目標面積は112㌶とした。

 

 富国製糖㈱奄美事業所によると、18―19年期の収穫面積は569㌶で前期比2㌶増。生産量は2万2599㌧(同6008㌧減)で平均甘しゃ糖度は14・51度(同0・83度増)だった。昨年秋に相次いで来襲した台風が収量減少の主な要因となった。

 

 今期の生育状況(7月1日の調査)は夏植えと春植え、株出しの平均で、茎長は7・8㌢減、茎数は18・2本増。前期に比べ茎長でやや短く茎数はかなり多い状況。1~2月の気温が高かったことなどから生育は順調で、製糖関係者は「梅雨明けが遅く平年より降雨が多かったことも今後のキビの生育にプラスになる」と期待している。

 

 県内16市町で幼虫が確認されている農作物の害虫「ツマジロクサヨトウ」について、農畜産業振興機構の石垣英司理事が来賓あいさつの中で注意喚起。「発見したらすぐに連絡してほしい」と生産者らに協力を求めた。

 

 大会では▽中耕培土・除草・施肥の肥培管理作業の徹底▽キビ収穫面積600㌶以上の確保―など6項目のスローガンを採択。出席者全員で「頑張ろう」三唱して気勢を上げた。

 

 県農業開発総合センター徳之島支場の黒木栄一研究専門員が「さとうきびでもうける方法」と題して講演した。

 

 大会には生産農家やJA、製糖工場、行政関係者ら約150人が出席した。

 

 優秀農家被表彰者は次の通り(敬称略)。

 ▽生産量の部 榮完治(奄美市)㈲ゆいなす(龍郷町)▽単収の部 肥後忠満(奄美市)振重弘(龍郷町)