奄美市で紬の日のつどい

大島紬大行進を前に記念撮影する参加者=5日、奄美市

大島紬大行進を前に記念撮影する参加者=5日、奄美市

 1月5日は奄美市が提唱する「紬の日」。第40回紬の日のつどいは同日、同市名瀬のAiAⅰひろばであった。2018紬美人のお披露目をはじめ、本場奄美大島紬の似合う男性を選ぶ「紬きょらねせコンテスト」や「紬コーディネートコンテスト」、振る舞い酒など多彩なイベントを展開。和装、洋装を問わずこだわりの一着に身を包んだ老若男女が次々と来場し、会場は正月らしい雰囲気で華やいだ。


 本場奄美大島紬協同組合の山田伸一郎理事長は「消費者に支持されるもの作り、きもの文化の振興に力を注ぎたい。紬がより身近に感じていただけるよう発展につなげたい」とあいさつした。


 実行委員会会長の朝山毅市長は昨年から導入した紬購入費助成制度などを挙げた上で「紬は長い歴史と伝統、繊細な技術を結集した世界に誇る伝統工芸。素晴らしい宝を後世に継承していけるよう努める」と語った。


 初開催した「紬コーディネートコンテスト」には16作品が出品された。帯や小物を使い大島紬との調和を機屋が提案。来場者による投票の結果、奄美市名瀬の牧絹織物が初代グランプリに輝いた。同社は「帯や小物の使い方次第でさまざまに楽しむことができる大島紬の魅力をもっと発信したい。選んでくれた方々に感謝したい」と喜びを語った。


 昨年に続いて2回目の「紬きょらねせコンテスト」には10人がエントリー。自身の着こなしや応募の動機をアピールした結果、奄美市名瀬のカヌーガイド白畑瞬さん(32)がグランプリを獲得した。写真撮影サービスのほか、反物や航空券などが当たる抽選会も好評だった。


 紬の日は1978年に旧名瀬市が制定した。つどいでの紬着用者は約200人。恒例の紬大行進はきもの姿の男女が商店街を練り歩き、奄美の伝統産業をPRした。


 同組合のまとめによると、17年生産実績(検査反数)は4402反。減産率は縮小しつつあるものの、和装需要の低迷などが響き、33年連続の前年割れと厳しい状況が続いている。