奄美路線、欠航相次ぐ-JALシステム障害

 5日午前9時15分ごろ、日本航空(JAL)の航空機が乗り入れる全国の主要空港で、機体の重量バランスを管理するシステムに障害が発生し、欠航や遅れが相次いだ。日本エアコミューター(JAC)によると、奄美関係路線では奄美と福岡、鹿児島や奄美各島間を結ぶ便合わせて21便が欠航し、予約客555人に影響が出た。

 JACなどによると、重量管理システムは羽田と全国にある空港の端末をネットワークで結び、乗客の数や座る位置のほか、貨物や燃料の搭載量を計算し、航空機のバランスが崩れないよう適切な積み込み方を指示して操縦システムに必要な重心データをはじき出す。通常はコンピューターで瞬時に計算できるが、システムの不具合に伴い、出発機に貨物を搭載する計画の作成や重心計算を手作業で行ったため、国内・国際線でダイヤに乱れが出た。
 奄美市笠利町の奄美空港でも午前の便から欠航や遅れが相次ぎ、予約客らが空港スタッフに運航の見通しなどを確認する姿が見られた。
 鹿児島空港に出発予定だった同市名瀬の男性(55)は「2時間近く待っているが飛ぶかどうか分からない。天候の問題なら今までも経験があるが、こんなにたくさんの便に影響が出るとは驚いた。仕事の関係で夕方までには鹿児島市に入らないといけないのだが、心配だ」と困惑した様子で話した。
 このほか、奄美―沖縄の1往復2便は機体整備のため欠航した。システム障害は5日午後5時ごろ、約8時間ぶりに復旧した。6日は通常運航の予定。