子牛農家へ和牛肉配布 JAあまみ徳之島事業本部

子牛の生産農家(右)に和牛肉を手渡す平山統括理事ら=20日、徳之島町亀津

子牛の生産農家(右)に和牛肉を手渡す平山統括理事ら=20日、徳之島町亀津

 県産黒毛和牛の消費拡大を目的に、JAあまみ徳之島事業本部は徳之島3町の肉用牛振興会会員1226人に県産の黒毛和牛肉を配布する。20日は徳之島町で233人に焼肉用の黒毛和牛を手渡し、「きめ細かいさしが入った最高の肉。子牛価格安定のためにも地域で食べて応援して」と呼び掛けた。

 

 和牛肉の配布は、新型コロナウイルスの影響による外出自粛や訪日外国人の減少によって和牛の外食需要が落ち込む中、県産黒毛和牛の消費拡大につなげる狙い。

 

 JAあまみ徳之島事業本部によると、今年1月の3町の子牛競り平均価格(税別)は69万6552円。5月は52万1154円だった。

 

 同本部畜産課は「黒毛和牛は外食産業での消費が中心で打撃が大きかった」と分析。会員へ「肥育・販売・消費までが黒毛和牛の生産。子牛の競り価格を安定化させるためにも生産者が一丸となって消費拡大を目指そう」と呼び掛けた。

 

 20日は徳之島町亀津のJAあまみ徳之島事業本部前で同町の会員を対象に頒布会があり、徳之島町振興会の基正幸会長らがJA系列(Aコープ)経由の県産黒毛和牛肉(1パック250グラム、2900円相当)を会員へ手渡した。

 

 平山正也統括理事は「口の中で溶けてなくなるような最高級の肉」と品質をアピール。「徳之島はいわば和牛の原料生産地。コロナで観光や飲食業が打撃を受ける中、おいしい肉を食べて少しでも消費を押し上げてもらえれば」と話した。

 

 天城町振興会(会員471人)は17日に実施。伊仙町振興会(会員522人)は21、22の両日、出荷頭数に応じて1人1~6パック配布する。