島をキャンパスに就業体験=民間が群島内で企画

奄美市の制度を利用して化粧品開発の仕事を体験する学生(参考写真)=2013年8月、同市名瀬

奄美市の制度を利用して化粧品開発の仕事を体験する学生(参考写真)=2013年8月、同市名瀬

 島おこしを理念に掲げたインターンシップ(就業体験)プロジェクト「島キャン」が今夏、奄美群島で始動する。就職情報会社「㈱カケハシ スカイソリューションズ」(東京都、中川智尚社長)が企画した。目標数の100~200人は異例の規模。同社は「社会貢献の場を地方に求める学生、魅力的な人材を求める企業のニーズが合致した企画。奄美を第二の故郷と捉えて交流を広げてほしい」としている。
 インターンシップは学生らが学習内容や進路に関連した職業を体験する制度。奄美では将来の人材誘致や地元企業の活性化を目的に、奄美市が2012年度から導入している。
 島キャンは「島」と「キャンパス(大学構内)」などを掛け合わせた造語。プロジェクトは「歴史・伝統文化を守る」「自然や動物に触れる」など八つのテーマを提示して希望者を募っている。7月に東京都と大阪府で説明会を開き、インターン先に派遣する。
 期間は夏季休暇中の7~9月や冬季休暇中の1~2月が中心。10日現在の登録者は約150人。就職活動中の大学3年生が7~8割を占める。受け入れには奄美大島、与路、沖永良部、与論各島の25社が手を挙げている。
 プロジェクトはスポンサーの協賛金などで運営する。企画への参加は無料。インターン先への交通費や滞在経費などの補助はそれぞれのケースで異なる。