沖永良部島でグラジオラス3県産地交流会

3県のグラジオラス産地の関係者が集い、課題などを協議した産地交流会=27日、和泊町のやすらぎ館

3県のグラジオラス産地の関係者が集い、課題などを協議した産地交流会=27日、和泊町のやすらぎ館

 2018年度グラジオラス産地交流会in沖永良部島(かごしまの花消費拡大推進協議会)が27日、和泊町の防災拠点施設やすらぎ館であった。茨城、長野、鹿児島(沖永良部島)の3県のグラジオラス産地の生産者や関係者ら約80人が参加。グラジオラスの安定供給や、販売振興に向けて課題を協議し、産地間のさらなる連携を申し合わせた。

 

 産地交流会はグラジオラスのリレー出荷などに関する産地間の連携強化や交流などを目的に16年度から3県持ち回りで開催され、沖永良部では今回が初。沖永良部花き専門農協の葉棚清二代表理事組合長は「一産地だけでは解決できない課題もあり、3県の生産者と市場関係者の連携した取り組みが必要」とあいさつした。

 

 続いて各県のJA、行政の担当者、花き卸売市場の社員らが登壇。それぞれの産地の生産・販売状況について説明した後、販売上の課題や対応策を協議した。

 

 沖永良部島の17年産グラジオラスの栽培面積は36・8ヘクタール、生産者は107人。出荷本数は392万7千本。

 

 協議では産地側から「次期有望品種の導入に向け、種苗会社、産地、市場で情報を共有しながら進めたい」(沖永良部)、「各産地での輸入球根の品種試験結果などの共有化を図り、優良球根の安定的な確保を検討していきたい」(長野)などの意見があった。

 

 産地供給が減り品薄になる端境期の対応など課題も議論。各産地からは平張り施設の導入促進(沖永良部)や、適切な品種の選定と霜よけの活用(茨城)などの対策が示された。

 

 市場側からは「産地に『出荷して』と単にお願いするだけでなく、売り先をしっかり確保した上で提案をしていけたら」「極力、端境期が短くなるような努力を3県が合同でしてもらえるとありがたい」といった声があった。

 

 このほか需要期以外の販売促進や連作障害対策なども協議。株式会社アローラジャパン代表のレン・オークメイド氏によるグラジオラス販売に関する講演もあった。

 28日は和泊町実験農場や、島内の生産者のほ場を巡り現地検討会を開く。