生産見込み量17万㌧ 徳之島きび生産対策本部運営企画委

今期の生産見込み量が報告された徳之島さとうきび生産対策本部運営企画委員会=7日、徳之島町役場

今期の生産見込み量が報告された徳之島さとうきび生産対策本部運営企画委員会=7日、徳之島町役場

 【徳之島総局】徳之島さとうきび生産対策本部運営企画委員会が7日、徳之島町役場であり、2019―20年期のサトウキビの生産見込み量の報告があった。徳之島3町合計の生産見込み量(11月1日現在)は前期実績比約2万4千㌧増の17万980㌧(小型製糖工場分含む)。今期は好天に恵まれ、平均ブリックスは平年を上回る数値となっており、過去2年低迷した低糖度から脱却して品質向上が期待される。

 

 町別の生産見込み量は▽徳之島町5万3361㌧(前期実績4万5367㌧)▽天城町6万3378㌧(同5万5931㌧)▽伊仙町5万4241㌧(同4万5350㌧)。各町とも前期を上回る見通しとなった。収穫面積は同177㌶減の3182㌶、10㌃当たり収量(単収)は同1・008㌧増の5・373㌧を見込む。

 

 11月1日現在の生育状況は平均茎長が平年比12・5㌢増の254・1㌢、10平方㍍当たりの茎数は同0・3本増の85・5本。平均ブリックスは10月1日時点では平年を2・0度下回る13・6度と低迷したが、1カ月間で5・1度上昇して18・7度と平年を2・1度上回った。2年連続で糖度が低迷した前年同時期と比べ4・8度高く、登熟が進んでいる。

 

 南西糖業㈱の担当者は今期のキビの生育について「好天のおかげで10月からの1カ月で例年と比べて茎長、平均ブリックスの数値が大きく上昇した。製糖開始までにさらなる成長が期待できる」と説明した。

 

 製糖日程について出席者から同社へ、夏植えキビの年内収穫を定着させ、単収向上対策を進めるために収量にかかわらず年内操業を固定化するよう求める意見があり、同社は「前期は会社として約2億円の赤字が出た。前期も年内操業をしたが、夏植えはほとんど持ち込まれていない。年内操業は18万㌧が目安」と説明。今期の製糖日程は社内で協議し、今月中旬にも決めるとした。

 

 このほか、前年に比べ大幅に減少した農家戸数と収穫面積について「高齢化に伴う農家減は仕方ない側面もあるが、このままでは収穫面積は3千㌶を下回る懸念もある。植え付けをやめた農家のほ場を担い手農家に集約するなどして面積確保を」といった意見もあった。