生産量見込み2万4千㌧ 1月9日製糖開始 19年期は年内操業も 奄美大島・富国製糖

18年度活動計画を承認した奄美市さとうきび生産部会総会=21日、奄美市笠利町

18年度活動計画を承認した奄美市さとうきび生産部会総会=21日、奄美市笠利町

 JAあまみ大島事業本部奄美市さとうきび生産部会(土浜良二部会長)は21日、奄美市の笠利農村環境改善センターで第33回総会を開いた。富国製糖奄美事業所の2018年期(18―19年産)操業計画によると、製糖開始は年明けの1月9日を予定。今期産サトウキビ生産量は8、9月の台風接近の影響で前期実績比4600トン減の2万4千トンを見込む。5年間の猶予期間が設けられた国の働き方改革を見据え、19年期は年内操業を検討していることを明らかにした。

 

 勢幸一事業所長が情勢報告した。1日実施の生育調査では、茎長が前年同期に比べて平均23・2センチ短い一方、10平方メートル当たりの茎数は3本多かった。登熟度合いを示すほ場ブリックス(15日現在)は15・1度だった。

 

 勢所長は「8月までは降雨量もあり順調に生育していたが、台風19、24号の影響で葉部裂傷や梢頭部折損、根の揺さぶりなど生育停滞が起こった」と分析した。

 

 18年期生産見込み量の内訳は奄美市2万2540トン、龍郷町1300トン、宇検村160トン。製糖終了は4月1日を予定している。

 

 19年度施行の働き方改革関連法に伴う取り組みも報告した。「鹿児島、沖縄両県は猶予が設けられたが、国の方針に沿って検討しなければいけない」として前期同様、春植え推進期間に合わせた休日を設定する。

 

 19年期については「年内操業を検討したい。生産者や関係業者にも関係するため早めに連絡した」と説明。同社によると、年内操業が実施されると創業以来初となる。労働時間削減策の一環で季節労働者増員の取り組みを強化する。

 

 総会では18年度活動計画と予算を承認した。▽品目別経営安定対策の推進▽春植え・株出し・夏植え体系の推進▽土壌分析の実施▽病害虫共同防除の実施―などを盛り込んだ。