産地連携し需要期対応を 沖永良部で花きシンポ

国際化に対応した、沖永良部島の花き生産の方向性などを検討したシンポジウム=15日、和泊町のやすらぎ館

国際化に対応した、沖永良部島の花き生産の方向性などを検討したシンポジウム=15日、和泊町のやすらぎ館

 【沖永良部総局】2018年度沖永良部地域花きシンポジウム(えらぶゆりブランド産地推進協議会など5団体共催)は15日、和泊町のやすらぎ館であった。花き生産者や行政、JA職員ら約60人が参加。主催団体などの活動成果発表や、花きの流通・出荷に詳しい専門家の講話を通して、国際化に対応した沖永良部の花き生産の方向性と、安定生産、有利販売の実現に向けた取り組みを考えた。

 

 県沖永良部事務所農業普及課の古園郁郎さんは、スプレーギクの鮮度保持剤の活用や変わり咲き品種の導入、テッポウユリの下葉の黄化対策など、沖永良部地域の取り組みを報告した。

 

 ㈱日本総合研究所リサーチ・コンサルティング部門シニアマネージャーの山本大介さんは「きく流通の課題と産地のとるべき戦略」の題で講話。

 

 「彼岸や盆など物日で需要が伸びる際、品薄、高単価が続くと国産キク離れの進行の要因になる」と、国産キク生産・流通の課題を指摘。特に夏場の需要期は各産地が連携して組織的に取り組むことが必要だと強調した。

 

 後半は農研機構野菜花き研究部門上級研究員の久松完さんをコーディネーターに会場の参加者を交えた討議もあった。

 

 参加した和泊町の30代男性農家は「輸入切り花の動向や最近の消費者ニーズの変化などが知れて良かった」と話した。