県平均26年連続の下落=18年地価公示

奄美の商業地で最も価格が高かった奄美市名瀬末広町10番25付近

奄美の商業地で最も価格が高かった奄美市名瀬末広町10番25付近

 国土交通省は27日、2018年1月1日を基準日とした地価公示価格を発表した。県内35市町291地点の平均変動率はマイナス1・4%で26年連続で下落したが、下落幅は7年連続で縮小した。市町村別の平均価格(1平方㍍)は奄美市の住宅地がほぼ前年並みの8万100円。龍郷町の住宅地は奄美市のベッドタウンとして需要が底堅く1万2千円と唯一、横ばいだった。

 

 今年は住宅193地点、商業93地点、工業4地点などを調べた。鹿児島市の商業地の平均価格は26万6100円。変動率は0・4%と10年ぶりにプラスへ転じた。再開発事業が進む天文館地区の上昇が目立った。

 

 奄美では8市町の計20地点を調べた。龍郷町の住宅2地点は6年連続の横ばい。奄美市名瀬長浜町の住宅1地点は3年連続の横ばいだった。名瀬幸町の商業地も前年水準を維持した。

 

 用途別の傾向は次の通り。

 

 【住宅地】県平均は4万2500円。下落率は前年の2・0%から1・4%へ縮小したが、景気動向や少子高齢化を背景に20年連続で下落した。

 

 市町村別の平均価格は鹿児島市の8万8900円が最も高く、奄美市8万100円。瀬戸内町3万3200円、徳之島町3万2100円の順に高かった。

 

 最高価格地点は鹿児島中央駅周辺の鹿児島市西田2丁目16番27で24万8千円。奄美は名瀬伊津部町22番20で10万9千円だった。

 

 【商業地】県平均は12万1400円。下落幅は前年の2・2%から1・4%へ圧縮したが、人口減少や商圏分散などが重なり、27年連続で下落した。

 

 市町村別の平均価格は鹿児島市の26万6100円が最高。次いで奄美市13万4500円、瀬戸内町6万1900円の順だった。最高価格地点は天文館地区の鹿児島市東千石町13番34外で104万円。奄美は名瀬末広町10番25の15万4千円で0・6%下がった。

 

 【工業地】県平均は5万4300円となり、20年連続で下落した。下落幅は前年の1・9%から1・0%へ縮小した。