知名度アップに注力 出荷量は横ばい続く 奄美黒糖焼酎

出荷量が回復傾向を見せている奄美黒糖焼酎=11日、奄美市名瀬の酒販店

出荷量が回復傾向を見せている奄美黒糖焼酎=11日、奄美市名瀬の酒販店

 5月9、10の両日は県酒造組合奄美支部(乾眞一郎支部長)が提唱する「黒糖焼酎の日」。同支部のまとめによると、2017年7月~18年3月の黒糖焼酎の課税移出(出荷)量は5701㌔㍑で前年同期に比べ1・1%増とほぼ横ばい。同支部は「格安航空会社就航やNHK大河ドラマ効果を今後どれだけ生かせるか。全国的に黒糖焼酎の知名度を上げる取り組みも必要」と話した。

 

 年間まとめで1999年度に約5千㌔㍑だった黒糖焼酎の出荷量は、本格焼酎ブームに乗って2003年度に1万㌔㍑を突破。ピークの05年度の後は2~8%の減少幅で前年割れが続いていた。15年度に10年ぶりの増加となったが、16年度は微減となり、伸び悩んでいた。16酒造年度(16年7月~17年6月)の出荷量は7490㌔㍑だった。

 

 九州の本格焼酎需給のうち、黒糖焼酎のシェアは例年約1・8%。同支部の牧正二郎事務局長は「全国的な知名度アップが課題。大島紬や農産物とともに奄美にスポットを当てたイベントを首都圏などで定期的に開催する必要があるのではないか」と話した