福島の親子、有志ら招待―思い切り遊んで「ちいたび奄美

local-news_sample03東京電力福島第1原発事故の影響で放射能への不安を抱えながら福島県で暮らす親子を招いた「母子保養プロジェクト ちいたび奄美」(同実行委員会主催)が27日から30日まで瀬戸内町加計呂麻島と奄美大島で行われた。心身両面の疲れを癒やしてもらおうと、奄美在住の有志らが募金で経費を捻出。招待された子どもたちは海や山を自由に走り回り、奄美の旅を満喫した。
宮城県仙台市を拠点に週末保養活動を展開する「ちいさなたびJAPAN」(虹乃美稀子代表)と連携して募金を集めた。招待したのは福島、郡山、本宮の各市に住む0歳~小学4年生14人とその母親8人。海水浴や島唄、黒砂糖作りなどのメニューを提供した。
奄美内外から物心両面の支援が集まる中、泥染め体験のため龍郷町から加計呂麻島へ泥を運び込んだボランティアも。実行委代表の荒木裕子さん(35)=龍郷町=は「子どもたちが日を追うごとに生き生きと活動するようになった。被災地から離れた奄美で支援の輪が広がったことは心強い」と感謝した。
滞在中は母親同士が本音を語り合う時間をつくった。福島市の橋本清子さん(42)は「小学生の屋外活動を3時間以内に限った『3時間ルール』が昨年撤廃されたが、外遊びを控える家庭は多い。子どもの足腰が弱くなった」と心境を吐露。娘のみゆきさん(小学4年)は「奄美では時間を気にせず思い切り遊べた。1日でも早く事故前の自由な暮らしに戻りたい」と話した。