紬伝統工芸士会に経産大臣表彰 南会長「後継者育成に励む」

経済産業大臣表彰を受けた本場奄美大島紬伝統工芸士会の南愛子会長(右)と、南祐和事務局長=11日、奄美市名瀬

経済産業大臣表彰を受けた本場奄美大島紬伝統工芸士会の南愛子会長(右)と、南祐和事務局長=11日、奄美市名瀬

  本場奄美大島紬伝統工芸士会(南愛子会長)はこのほど、国の伝統工芸品産業の振興に貢献したとして、経済産業大臣表彰を受けた。

 

 同会は1978年に発足し、現在は奄美群島内の30~80代58人の会員で構成している。紬伝統工芸士は経験12年以上の本場奄美大島紬製造従事者で、認定試験の合格者。同会の活動を通じて本場奄美大島紬産業の発展や、後継者育成に取り組んでいる。

 

 毎年、会員同士が意見交換する場を設けて技術向上に務め、今年は本場奄美大島紬を使った羽織「奄美ウエア」も製作。40年以上に及ぶ息の長い活動が評価された。

 

 南会長(71)と、夫で同会の南祐和事務局長(75)が11日、奄美市名瀬の大島支庁記者クラブを訪れ、受賞を報告した。

 

 南会長は「コロナ禍の厳しい状況の中、(受賞は)素晴らしいニュース。この会を何十年もつないできてくれた先輩方に感謝したい。会員の高齢化が進んでいるが、近年は若い伝統工芸士も加入しており、後継者育成にもしっかり取り組みたい」。南事務局長は「今回の受賞を機に、改めて会員の皆さんが伝統工芸士としての誇りと責任を感じ、励んでいただけたら」と語った。