肥培管理や適期かん水など 栽培技術向上へ研修会 産地の課題も確認 奄美マンゴー

研修会でマンゴー生産の課題や技術向上への取り組みを確認した参加者=25日、奄美市名瀬

研修会でマンゴー生産の課題や技術向上への取り組みを確認した参加者=25日、奄美市名瀬

  2018年度奄美地域マンゴー生産技術向上研修会(県園芸振興協議会主催)が25日、奄美市名瀬の県農業開発総合センター大島支場であった。関係者約70人が出席し、生産環境を取り巻く課題や対応策など情報を共有。収量安定化や果皮障害対策などへ、肥培管理や適期かん水、ハウス内の環境維持といった技術向上の重要性を確認した。

 

 同協議会によると、県内の15年産マンゴー栽培面積は652ヘクタール、収穫量は421・1トンで、国内3位。奄美群島の生産面積は県内の7割、生産量は5割を占め重要な産地となっている。

 

 研修会の奄美地区開催は初めて。県や市町村の担当者、マンゴー生産者などが参加した。

 奄美産地を取り巻く技術的な課題では、害虫被害や着花のばらつき、果皮障害の多発などが報告され▽害虫の天敵を利用した防除体系▽適正な農薬使用の徹底▽天井のビニール被覆解除期間の設定―など対応の必要性が示された。

 

 着花確保や収量の安定化に向けては、過度な剪定防止など適切な樹体管理や肥培管理、水管理に加え、着果過多の抑制や収穫時期の厳守など環境維持の重要性も掲げた。

 26日は同センターと奄美市笠利町の園地で現地研修がある。