訪日クルーズ狙い商店街誘客 奄美市

「まちカフェの日」について協議した推進会議=27日、奄美市役所

「まちカフェの日」について協議した推進会議=27日、奄美市役所

 官民連携して奄美市名瀬中心市街地のにぎわい再生を目指す「奄美市地方再生コンパクトシティ(CC)推進会議」(東美佐夫会長、委員10人)は27日、市役所会議室で第2回会合を開いた。中心商店街の末広本通りを活用した2019年度の社会実験として、訪日クルーズ船寄港時に「まちカフェの日」を開催する。期間は7、8月を想定している。

 

 末広本通りは市が整備を進めている都市計画道路末広港線のうち延長252メートルの区間。商店街のメインストリートの一つで、道路拡幅工事を終えて昨年6月に供用開始された。

 

 末広港線活用コンセプトは「みんなが楽しい空間をつくる」。取り組みの方向性に①まち・店の前に滞在する②まちを回遊してもらう③この街をもっと好きになる(ブランディング)④まちにもっと集まる―の4本柱を据えた。

 

 まちカフェの日は台湾発着のクルーズ客船「サン・プリンセス」をターゲットに設定した。7万7千トン級で最大約2200人の乗客を運ぶ。今年は計8回の入港を予定している。

 

 具体的には末広本通りの歩道にテーブルといすを設置し、来訪客の休憩や飲食に利用してもらう。通りに面したAiAiひろばでも八月踊り、動植物紹介など奄美を体験できる取り組みを行う。午前10時から午後3時までの時間帯を想定し、実施回数は今後検討。通り会や推進会議まちづくり部会で実行委員会を組織する。

 

 委員からは雨天対策や商店街回遊の観点から中央通りアーケードとの連携を求める声や、「ぶらりと来た人が自然にくつろげる環境づくりを」などの提言があった。アドバイザーらはキャッシュレス決済導入、観光地との協力などを助言した。

 

 推進会議では19年度の社会実験と効果検証を踏まえ、20年度の本格実施へつなげていく方針。