長野県から奄美大島入り=グリーンツーリズム民泊研修

 

カシャ餅づくりを体験する「この指とまれ・つながり逢いの会」の会員ら=22日、奄美市住用町

カシャ餅づくりを体験する「この指とまれ・つながり逢いの会」の会員ら=22日、奄美市住用町

長野県南部のグリーンツーリズム関連業者で組織する「この指とまれ・つながり逢(あ)いの会」(伊東和美会長、会員数45業者)の会員21人が22日、民泊研修のため奄美大島入りした。同日は奄美市住用町の農家体験民宿で郷土食のカシャ餅づくりなどを体験し、世界自然遺産登録を目指す奄美の自然や文化に理解を深めた。会員らは「自然や地場産業をアピールし地域活性化を図るグリーンツーリズムの推進地域同士として、交流を深めていきたい」と話した。

 

  つながり逢いの会は、南信州と呼ばれる長野県南部14市町村の宿泊施設や農園、観光業者などで構成する広域ネットワーク組織。農村地域の活性化を目指して16年前に設立され、研修で国内の観光地などを訪れている。会員の柏木ちづ子さん(63)=民宿経営、飯田市=が宇検村出身だったことから奄美大島を初めて訪問した。

 

  初日に同会を受け入れた住用町の農家体験民宿団体「モダマの会」は、2017年5月に同町内で開業した4施設で組織。各施設とも、地場産農産物での加工品作りや地域の文化活動などのメニューを掲げ旅行者を受け入れている。

 

  つながり逢いの会の会員は2グループに分かれてカシャ餅づくりを体験したほか、受け入れ側の施設経営者らと懇談。モダマの会会員の満香恵子さん(62)=役勝=は「宿泊客への対応など、先進地ならではの工夫を学ぶよい機会」と受け入れを喜んだ。

 

  つながり逢いの会の伊東会長(80)は「奄美は海を生かした観光のイメージが強かったが、山深い風景など長野との共通点もあると感じた。奄美研修で得たものを持ち帰って、他の会員にも還元し、今後も地域間の交流や情報交換を続けたい」と語った。

 

  一行は24日まで滞在し、景勝地巡りや鶏飯作りなどを予定している。