鹿児島・沖縄のトップ切り操業開始 南栄糖業

工場の圧搾機へと向かうコンベアーにキビを投入する関係者=3日、和泊町

工場の圧搾機へと向かうコンベアーにキビを投入する関係者=3日、和泊町

鹿児島、沖縄両県の大型製糖工場のトップを切って沖永良部島の南栄糖業(芋高宗栄社長)が3日、2019~20年期の製糖を開始した。今期のサトウキビ搬入量は11月1日現在、8万369㌧(前期実績8万1509㌧)を見込み、5期連続の8万㌧台を維持しそう。糖度も近年にない高水準で、糖業関係者からは「今期は量が丸で、質は二重丸」といった声が聞かれるなど、幸先のいいスタートとなった。

 

 同社の年内操業は6期連続で前期より7日早い開始。収穫面積は1603・7㌶で前期比39・5㌶の増。町別の生産見込みと収穫面積は▽和泊3万3772㌧(682・8㌶)▽知名4万6598㌧(920・9㌶)。10㌃当たりの収量(単収)は全体で5011㌔(前期比199㌔減)を見込む。

 

 19~20年期産は、6月の長雨の影響で特に春植え、株出しの茎数が平年より少ない半面、その後は天候に恵まれ、茎長の伸びが良かった。

 

 午前9時から始まった搬入出発式には社員や生産者、関係機関代表ら100人余が出席。沖永良部さとうきび生産対策本部の山下元達本部長は「製糖期間中は事故なく、農家、関係者が笑顔で過ごせるようお願いしたい」。

 

 芋高社長は「近年になく非常に糖度の高い年で、皆さんの顔も明るく見える。5年連続の8万㌧超え、沖縄、鹿児島両県の先陣を切り圧搾が開始できることを生産者、関係者の皆さんに感謝したい」とあいさつした。

 

 参加者全員で頑張ろう三唱した。その後、安全祈願の神事があり、出席者代表が圧搾機に向かうコンベアーにキビを投入した。

 

 同対策本部によると、この日(午後3時現在)搬入された原料の平均糖度は15・2度で、12月初旬としてはかなりの高糖度。原料の搬入は年内が27日まで。年明けは1月7日開始。搬入完了は3月24日を予定している。