黒糖焼酎0・7%増とほぼ横ばい  鹿児島は4年連続で全国2位  本格焼酎出荷数量

酒販店に並ぶ奄美黒糖焼酎。出荷量は横ばい推移=31日、奄美市名瀬

酒販店に並ぶ奄美黒糖焼酎。出荷量は横ばい推移=31日、奄美市名瀬

 県酒造組合(濱田雄一郎会長)は2017酒造年度(17年7月~18年6月)の県産本格焼酎の課税出荷量をまとめた。黒糖焼酎は前年度比0・7%増の7255キロリットルでほぼ横ばいだった。同組合は「一部メーカーの県外出荷が好調だったことが背景にある」としている。

 

 県全体は5・6%減の10万8880キロリットルだった。県内出荷は8・2%、県外出荷は3・7%それぞれ減少。全国では2位となり、4年連続で宮崎県に首位を譲った。

 

 黒糖焼酎は05年度の1万91キロリットルをピークに14年度まで前年度実績を割り込んでいたが、15年度から3年連続で7200㌔㍑台を維持している。17年度も同水準を保った要因について組合は「首都圏などでの地道な販促活動が実を結んでいる」とみる。

 

 原料別で全体の7割を占める芋焼酎は前年度比7・0%減の7万9323キロリットル。麦焼酎は2・0%減の2万991㌔㍑、米焼酎は2・7%減の1041キロリットルだった。

 

 南九州4県では大手の芋焼酎メーカーが市場をけん引する宮崎県(12万8999キロリットル)だけが前年度を上回った。

 

 同組合は「市場が成熟してメーカー間の競争が激化している」とし、本格焼酎(乙類焼酎)より甲類焼酎(蒸留を繰り返して製造する焼酎)の消費量が多い関東以北へのPR強化を打ち出している。