12織元の1500反一同に   銀座で本場奄美大島紬展

本場奄美大島紬12織元の1500反が集まった大島紬展=21日、東京都中央区銀座の時事通信ホール

本場奄美大島紬12織元の1500反が集まった大島紬展=21日、東京都中央区銀座の時事通信ホール

  織元12社が一堂に会する首都圏初の催し「2019本場奄美大島紬展 絆~先人から子孫へ受け継がれる技」が21日、東京・銀座の時事通信ホールで始まった。大島紬1500反の展示即売をはじめ、機織りや締め機の実演、泥染め体験、トークショーなど多彩なイベントを展開。初日は愛好家や問屋ら約400人が訪れ、職人と語らいながら伝統と高い技術力によって生み出される本場奄美大島紬の魅力に浸った。

 

 本場奄美大島紬の「伝統の心」「匠の技」を育て、次世代へ伝えていく思いを作り手と消費者で共有しようと、本場奄美大島紬産地再生協議会(会長・前田豊成本場奄美大島紬協同組合理事長)が主催。関東・関西の問屋21社も来場した。

 

 展示即売スペースには、各織元が用意した藍泥の伝統柄やカラフルな白大島、草木染めなどさまざまな反物がずらり。来場者は織元と交流しながらお気に入りの1反を探し、仕立てた際の雰囲気を鏡の前で確認したり、手持ちの帯との相性を確かめたりしていた。

 

 奄美2世で東京都在住の芝田麻里さん(47)は、自分だけの大島紬を探して8反ほどを次々と着装。「一見シックな柄でも体に当ててみると顔を明るく華やかにしてくれる。見ていたら欲しくなってしまい、値段を交渉中です」と笑顔を見せた。

 

 会場には大島紬の歴史や文様を紹介するパネルが展示されたほか、製造工程の実演や泥染めハンカチ・ストール作りも人気を集めた。展示会は23日まで。