4期ぶり15万㌧割れの不作  南西糖業

2018―19年期の原料キビの搬入を終えた南西糖業の伊仙工場=3日、伊仙町伊仙

2018―19年期の原料キビの搬入を終えた南西糖業の伊仙工場=3日、伊仙町伊仙

 【徳之島総局】南西糖業㈱徳之島事業本部は4日、2018―19年期の製糖実績(速報)を発表した。原料サトウキビの総搬入量は前期実績(18万9715㌧)を4万5091㌧下回る14万4624㌧。昨秋の台風襲来の影響で当初見込み(16万3544㌧)を大きく下回り、4期ぶりに15万㌧を割り込む不作となった。

 

 原料搬入は徳和瀬工場が2日、伊仙工場が3日までに終了した。町別の搬入実績は徳之島町4万5367㌧(前期比1万3667㌧減)、天城町5万4931㌧(同2万55㌧減)、伊仙町4万4326㌧(同1万1369㌧減)。

 

 平均甘しゃ糖度は12・89度で、現在の品質取引制度に移行した1994年産以降過去最低だった前期を0・4度上回った。最高は17・6度、最低は7・3度。10㌃当たり収量(単収)は4・366㌧で前期比1・164㌧の減。ハーベスター収穫率は前期を0・9上回る98・7%だった。

 

 今期の製糖は昨年12月20日にスタートし、4年連続で年内操業した。原料受け入れ期間は80日間と前期より17日間短かった。

 

 今期の製糖状況について同社徳之島事業本部は「昨年9月の台風24号襲来以前は順調に生育したが、通過後は折損や葉の損傷、潮風害などの多大な被害を受けた。糖度も台風被害からの回復が遅れ、質・量ともに低迷した」と分析。

 

 来期に向けては「農家には春植え、夏植えの推進など新植面積拡大を図るとともに、肥培管理や早期植え付けなど、管理作業の徹底で単収アップを呼び掛けていく」としている。