「玉黄金」共販出荷6・8㌧ 徳之島町柑橘生産組合

2019年06月26日

社会・経済 

2019年度事業計画などを決めた徳之島町柑橘生産組合の総会=25日、徳之島町亀津

2019年度事業計画などを決めた徳之島町柑橘生産組合の総会=25日、徳之島町亀津

  【徳之島総局】徳之島町柑橘(かんきつ)生産組合(是枝純一組合長、組合員90人)の総会が25日、同町内のホテルであり、2019年度の事業計画などを決めた。役員改選があり、是枝組合長を再選。同組合の生産者15人は今年1月、かごしまの農林水産物認証制度(K―GAP)の認証を受けたことから、組合員の相互研修などで技術向上を図り、高品質のタンカン栽培を進めていくことを確認した。

 18年度の徳之島産タンカン「玉黄金」の共販出荷量は前年度比1・1㌧増の6・8㌧。18年度は表年だったが、昨年9月の台風24号襲来の影響で樹勢が衰え、収量が伸び悩んだ。

 是枝組合長はあいさつで「K―GAPは毎年申請するので、多くの組合員が申請してほしい」と呼び掛け、裏年に当たる本年度は収量減が見込まれることから、今後の適切な管理作業を求めた。

 協議では従来の同組合定款を廃止し、新たに規約を制定。同町母間の集荷選果出荷場内に組合事務所を設け、事務作業の効率化を進める。

 本年度は組合員が管理するほ場の相互見学研修会や交流会を新規に開催し、組織強化や栽培技術の向上を図る。

 組合長以外の役員は次の通り。(敬称略)

 ▽副組合長 中島藤雄▽書記会計 栄元一仁▽監事 大沢章宏、喜多川勝矢▽地区担当 小倉政一、松本幸徳、佐原均、吉本勝太、中島藤雄、川上福良、新元幸子、是枝純一、徳富フミエ▽顧問 田袋吉三、横浜健二