きょう奄美 最接近-台風12号

2014年08月01日

社会・経済 

抽出された無題のページ 大型の台風12号は31日、沖縄本島の西海上を時速20㌔で北北西に進んだ。奄美地方は30日深夜までに全域が風速15㍍以上の強風域に入り、次第に風雨が強まった。海上はうねりを伴った7㍍の波で大しけとなった。台風は1日、奄美地方を強風域に巻き込んだまま東シナ海を北上する見込み。奄美地方への最接近は1日未明の見込みだ。1日の奄美地方は引き続き非常に風が強く、非常に激しい雨の恐れもある。海上も大しけの状態が続く。名瀬測候所によると、台風の中心から離れた所でも雨風が強い状況が見られ、影響は長引く恐れがある。警戒が必要だ。

 名瀬測候所によると、台風は31日午後6時現在、中心気圧985hpa、中心付近の最大風速20㍍、最大瞬間風速30㍍。風速25㍍以上の暴風域はないが、中心の北東側700㌔以内と南西側500㌔以内は強風域に入っている。
 台風は1日午後6時には中心気圧980hpa、最大風速23㍍、最大瞬間風速35㍍となる見込み。このまま予報円の中心を進むと、1日午後6時には奄美市の西北西440㌔付近に達する見込み。
 台風の接近に伴い31日の奄美地方は荒れ模様となった。最大瞬間風速は沖永良部で25・2㍍(午後4時2分)、喜界島で24・2㍍(同6時28分)、天城町で同(同0時41分)など観測。局地的に横殴りの雨となった。
 奄美地方の海上は1日、うねりを伴う波が最大8㍍に達し、大しけが続く。最大風速は20㍍(最大瞬間風速30㍍)となる見込み。1時間に50㍉の非常に激しい雨の降る恐れもある。強風域を抜けるのは南部が2日午前、北部は2日午後になる見通しだ。