シマ桑青汁をPR 桑の日に試飲キャンペーン 知名町

2018年09月09日

社会・経済 

特産のシマ桑青汁を試飲する人ら=8日、知名町

特産のシマ桑青汁を試飲する人ら=8日、知名町

   【沖永良部総局】知名町のAコープ知名店で8日、町特産のシマ桑青汁の試飲キャンペーンが開かれた。「クワ(9・8)の日」にちなんだ企画。店に訪れた買い物客らが次々と試飲し、商品のウリである「飲みやすさ」を実感していた。

 

 最近の研究で、健康維持に有効な成分が多く含まれることが分かっているシマ桑。知名町では、町シマ桑生産組合(7人)が化学肥料や農薬などを使わずに栽培を行い、町が全量買い上げて加工場で粉末加工し、青汁として販売している。

 

 この日は午前11時から町農林課職員が、シマ桑青汁と、シマ桑を使ったパウンドケーキを用意して買い物客に振る舞った。職員らはケーキの作り方やシマ桑に含まれる成分について紹介したり、商品サンプル付きのチラシを配ったりして特産品をPRした。

 

 試飲した町内の女性(68)は「健康のため、家では他の青汁をヨーグルトなどに混ぜて飲んでいた。(地元のは)初めて飲んだが、くせがなくて飲みやすい」と話した。

 

 町農林課の安田紀子さんは「商品を島外に売り出していく上では、地元でどれだけ認知され、飲まれているかも重要。地元での愛飲率を高めることが、町の人たちの健康維持にも、シマ桑のPRにもつながると思う。多くの人に飲んでもらいたい」と話した。