スカイマーク路線開設で奄美市長が愛知県訪問

2018年08月01日

社会・経済 

中部地方と奄美の交流活発化に期待する大村秀章愛知県知事(右から2人目)と朝山市長(同3人目)=31日、愛知県庁

中部地方と奄美の交流活発化に期待する大村秀章愛知県知事(右から2人目)と朝山市長(同3人目)=31日、愛知県庁

 奄美市の朝山毅市長は31日、スカイマーク(本社・東京都、市江正彦社長)の中部国際―鹿児島―奄美大島線が1日開設されるのを前に愛知県を訪れ、大村秀章知事を表敬訪問し、中部奄美会(谷山政弘会長)と交流した。新路線について、大村知事は中部地域と奄美の交流深化に期待。谷山会長は「中部在住の奄美出身者の利便性向上を大きく後押しする」と喜んだ。

 

 知事表敬には、伊仙町出身の直江弘文愛知県議やスカイマークの本橋学専務、奄美会の森克事常任幹事らが同行。大村知事は「農水省勤務時代にサトウキビを担当していたこともあり、奄美には親近感を感じる。鹿児島を経由して交通アクセスが大きく改善し、両地域の人的交流や物流の活性化に弾みがつく」と期待を寄せた。

 

 名古屋市内の集宴会施設であった交流会には中部奄美会の役員やスカイマークの役員など36人が出席。谷山会長は「中部奄美会には約800人の会員がいるが、奄美に関係のある中部在住者はその何倍、何十倍になるはず。低価格で利用可能な路線就航で、出身者の帰郷時の負担が大きく軽減されることは大変喜ばしい」と話した。

 

 朝山市長は出身者の利便性向上に加え「中部圏域と奄美の人的交流と物流が促進され、両地域がともに発展することを願う」と述べた。

 

 スカイマークは中部―鹿児島、鹿児島―奄美大島の2路線を新設し、それぞれ1日2往復運航する。1日は各空港で就航セレモニーがある。