タンカン過去最多の437㌧/名瀬中央青果

2017年05月14日

社会・経済 

 

豊作で持ち込み量が急増し、過去最多の437㌧に達したタンカン=2月中旬、奄美市の名瀬中央青果

豊作で持ち込み量が急増し、過去最多の437㌧に達したタンカン=2月中旬、奄美市の名瀬中央青果

 名瀬中央青果㈱(福山治代表取締役)への今年のタンカン入荷総量は437㌧に達した。同社の統計記録によると、2001年の入荷量377㌧を上回り、過去最多を更新。入荷は例年より1カ月以上遅い5月2日までずれ込んだ。取扱量の急増は果樹・果菜類の害虫ミカンコミバエの緊急防除で果実を早期に摘果した前期からの樹勢回復が主な要因で、5月まで入荷が続いたのは極めてまれという。取扱量増の一方で価格は低迷し、生産者や小売店を圧迫した。