フランス・パリで「鹿児島フェア」、黒糖焼酎も

2019年11月19日

社会・経済 

奄美の黒糖焼酎やクラフトビールの魅力などが紹介された焼酎セミナー=13日、フランス・パリ市のレストラン(提供写真)

奄美の黒糖焼酎やクラフトビールの魅力などが紹介された焼酎セミナー=13日、フランス・パリ市のレストラン(提供写真)

 鹿児島県産の食材と酒を紹介する「鹿児島フェア」(県商工会連合会主催)が13日、フランス・パリ市のレストランを会場に始まった。奄美からも合資会社弥生焼酎醸造所(奄美市)、奄美大島酒造株式会社(龍郷町)、合同会社奄美はなはなエール(瀬戸内町)が参加し、黒糖焼酎とクラフトビールの魅力をPRした。

 

 県産品のブランド力を向上させ、他の国や地域への波及を狙おうと昨年に続き2回目。県内から19事業者が出品し、奄美の3事業者を含む6事業者がパリでのイベントに参加した。

 

 13日はレストラン「アレノ・テック」で焼酎セミナーを開き、パリ市内のソムリエや酒関係者を招待。スピリッツ専門のジャーナリスト、アレグザンドル・ヴァンティエ氏と蔵元がそれぞれ出品した酒の特徴や魅力などを紹介した後、即売会、商談会を行った。

 

 14日はレストラン「獺祭(だっさい)ジョエル・ロブション」でパリ市内のレストランシェフやバイヤーを招待し、県産食材の試食、商談会を開催した。15日から28日の期間終了まで同レストランで黒ニンニクや黒酢など県産食材を使った料理メニューが提供される。

 

 県商工会連合会の担当者によると、2会場とも盛況で奄美の黒糖焼酎は「飲みやすい」と評価が高かったという。13日の焼酎セミナーで自社製品のクラフトビールを紹介した奄美はなはなエールの泰山祐一代表(33)は「反応は良く、ソムリエから『スイーツと合わせては』などとさまざまな助言もいただいた。どういうところに販路を広げていけばいいか参考になった」と話した。