三反園訓知事にスモモ贈呈

2019年06月08日

社会・経済 

特産のスモモを三反園知事に手渡す伊集院村長(右)=7日、鹿児島市の県庁

特産のスモモを三反園知事に手渡す伊集院村長(右)=7日、鹿児島市の県庁

 【鹿児島総局】大和村の伊集院幼村長は7日、鹿児島市の県庁で三反園訓知事に村特産のスモモを贈呈し、旬を迎えた初夏の味覚をPRした。

 

 同村は県内最大のスモモの産地だが、昨年の台風24、25号の影響で今年は生産量が大幅に減少。出荷量も前年の55㌧から7㌧程度(JA共販分)にとどまる見通し。例年、鹿児島市の「おいどん市場」で開いている試食販売会は、数量不足のため今年は見送る。

 

 贈呈式で伊集院村長は「生産量は少ないが、味は上々」と話し、スモモのソフトクリームなど加工品の人気の高さも報告。「昨年は大河ドラマ『西郷どん』の人気もあって、多くの観光客が村を訪れて味わった」と話した。

 

 スモモを試食した三反園知事は「ほどよい酸味があり、スモモのおいしさがよく分かる」と表情を和らげ、生産農家と一体となって生産、出荷増に取り組むよう激励した。

 

 村などは、9日に同村湯湾釜の選果場で出発式を開催する。