売り上げ増に期待-奄美でもW杯商戦始動

2014年05月14日

社会・経済 

ワールドカップ商戦140513池田 6月12日(日本時間13日)開幕のサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会まで1カ月を切った。日本代表メンバーも決まり、奄美群島のスポーツ店や書店などには関連商品が入荷する見込みだ。関係者は「売り上げを伸ばすチャンス。日本代表にも活躍してほしい」と相乗効果に期待を寄せる。

 奄美市名瀬の「サッカーショップ リベロ」は日本代表ユニホームの複製Tシャツが人気だ。価格帯は3600円~1万円で子ども向けの商品が売れ筋。名前や背番号、メッセージを入れてオリジナルユニホームを作る有料サービスも好評という。
 6月15日は日本対コートジボワールのテレビ中継を流す。店長の山田一平さん(33)はサッカーファン待望のW杯に向け、「観戦企画を打ち出す飲食店も出てくるはず。12番目の選手になったつもりで応援したい。サッカーに興味を持つ人が増えてくれたらうれしい」と熱を入れる。
 奄美市名瀬のCD・DVDレンタル店「TSUTAYA名瀬店」は6月にW杯特設コーナーを設ける。特集雑誌やブラジルの旅行本、応援歌入りCDなどの品ぞろえを強化。業界全体で書籍の売り上げが低迷する中、吉田尚文店長(40)は「販促を工夫して需要を取り込みたい」と話した。
(写真:日本代表ユニホームの複製Tシャツがそろうサッカーショップリベロ=13日、奄美市名瀬)