大島地区農業青年ク、落下果実を処分

2015年11月29日

社会・経済 

ミカンコミバエ防除のため、落下した果実を回収する大島地区農業青年クラブのメンバーら=28日、奄美市住用町の果樹園

ミカンコミバエ防除のため、落下した果実を回収する大島地区農業青年クラブのメンバーら=28日、奄美市住用町の果樹園

 奄美大島に再侵入した果菜類の害虫ミカンコミバエの早期根絶につなげようと、若手農家でつくる大島地区農業青年クラブ(元井雄太郎会長、会員24人)が28日、奄美市住用町の果樹園で落下した果実の回収作業を行った。寄生果菜類の移動規制開始(12月13日)に伴って対象果実の廃棄命令が出されるのを前に、果実の回収から処分までの流れを把握する研修の一環。元井会長(30)は「若い農家は根絶に向けてやる気に満ちあふれている。農家、行政、一般市民が一致団結して一刻も早く根絶したい」と語った。