天候良く競りに活気 イセエビ漁が解禁 奄美群島

2019年08月22日

社会・経済 

次々と水揚げされる生きのいいイセエビ=21日、奄美市の名瀬漁協

次々と水揚げされる生きのいいイセエビ=21日、奄美市の名瀬漁協

 奄美群島で21日、イセエビ漁が解禁された。天候にも恵まれ、奄美市名瀬の名瀬漁業協同組合(満林春男組合長)は、早朝から生きのいいイセエビが並び活気にあふれた。

 

 名瀬漁協のイセエビの水揚げは177・5キロ(青エビ124・6キロ、赤エビ52・9キロ)。関係者によると、解禁初日としては平年をやや上回るまずまずのスタートとなった。台風の影響で水揚げがわずか4・2キロにとどまった昨年と比べると大幅に増えた。赤エビは最高でキロ当たり4千円超で競り落とされた。

 

 満林組合長は「イセエビがあると競りに活気が出て気持ちが良い。台風9~10号には悩まされたが、今後の漁獲量増に期待している」と話した。

 

 イセエビ漁は資源保護を目的に、産卵期に合わせて5月1日から8月20日までが禁漁期間に設定されている。