天城町で本格実証へ/九州の茶6産地が連動

2016年07月30日

社会・経済 

製造ラインが整備された荒茶工場を訪れた研究グループのメンバーら=26日、天城町

製造ラインが整備された荒茶工場を訪れた研究グループのメンバーら=26日、天城町

 九州産茶の海外競争力の強化と生産基盤の確立に向けた天城町など6産地が連動した実証研究が8月に本格化する。国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の地域戦略プロジェクトの一環。天城町では徳之島茶振興会(豊村友二会長、会員32人)が生産する機能性成分を豊富に含む▽べにふうき▽そうふう▽サンルージュ―の3品種の栽培・加工技術の確立と、紅茶やウーロン茶など多様な高付加価値商品の開発に取り組む。