巨大なさや実る モダマ

2020年11月03日

社会・経済 

秋に実るモダマの巨大なさや=奄美大島

秋に実るモダマの巨大なさや=奄美大島

  世界最大級のマメ科植物。秋に巨大な実を付ける。つるにぶら下がったさやの長さは1㍍余りにもなる。奄美市住用町東仲間の自生地は、奄美群島で唯一の群生地。市の指定文化財。東仲間の「1集落1ブランド」に指定され、住民らが地域の宝として守っている。

初夏に咲く花=奄美大島

初夏に咲く花=奄美大島

 海岸近くの林内に生える。さやの中に入っている直径5㌢ほどの種子が、海流に乗って遠くに運ばれる。和名の「藻玉」は、波打ち際に漂着する種子を海藻の玉に見立てた。初夏に淡い黄色の無数の花が細長い穂状に咲く。環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠA類。