年の祝いにキク贈る 県スプレーギク研、和泊町の小学5年生に

2018年02月03日

社会・経済 

小学生にスプレーギクの花束を贈る研究会のメンバーら=2日、和泊町の内城小

小学生にスプレーギクの花束を贈る研究会のメンバーら=2日、和泊町の内城小

 県スプレーギク研究会(長田隆一会長)は、数え13歳の年の祝いを迎えた和泊町内4小学校の5年生に対し、スプレーギクの花束をプレゼントしている。2日は研究会メンバーらが内城小学校を訪問。5年生5人に色とりどりのスプレーギクを手渡し、先祖を敬う心や、命の大切さを伝えた。

 

 県内のキク農家で構成する同研究会の花育活動の一環。沖永良部島が全国有数のスプレーギク産地であることを地元の小学生に知ってもらうとともに、仏壇や墓に供えられることの多いキクを通じて先祖を敬い、供養する心を育んでもらことが目的。

 

 長田会長は「皆さんが元気に数え年を迎えられたのも、父母、祖父母、さらにその先の先祖が命をつないできたから。先祖への感謝と命を大切に思う心を持ち続けて」と呼び掛け、花束を贈った。

 

 5年生の市来瑛社君(11)は「(話を聞いて)先祖を大事にしたいと思った。もらったキクは仏壇に供える」と話した。