東京で奄美フェア開催  タンカンや生モズクを展示即売

2021年03月02日

社会・経済 

奄美フェアで島の魅力を伝える江副さん=2月25日、東京・目黒区

奄美フェアで島の魅力を伝える江副さん=2月25日、東京・目黒区

 【東京支社】東京・目黒区五本木の五本木食LABOで2月20~28日の期間、奄美フェアが開催された。主催したのは奄美観光大使で元目黒碑文谷二郵便局長の江副郁子さん(66)。旬のタンカンをはじめ、生モズクやイカみそなどの水産加工品を展示即売。奄美の味を都内の食卓に届けた。

 

 江副さんは東京出身。2010年に旅行で奄美大島を訪れたのがきっかけで〝奄美ファン〟となり、島通いを続けてきた。郵便局勤務時代には、豊富な人脈を活用し著名な社会保険労務士を招いた年金相談会を奄美で企画したほか、利用者の多い東京・渋谷の郵便局で奄美の物産展なども開催。15年から奄美観光大使として活動している。

 

 新型コロナウイルスの影響で現在は郵便局での催事が制限されているため、今回は宮城県・気仙沼市の海産物を主にPRしている五本木食LABOの協力を得て、奄美フェアのためのスペースを確保。準備した100キロのタンカンは完売し、首都圏では珍しいパパイア漬けも期間半ばで売り切れてしまうほど好評だったという。

 

 新型コロナが収束したら郵便局での奄美フェアを再開したいという江副さん。「コロナが落ち着いたら、まずは奄美に行きたい」と笑顔を見せた。