沖永良部産の食感好評 「新ばれいしょ」フェア 大阪

2019年02月14日

社会・経済 

好評だった鹿児島県産新バレイショの試食コーナー=5日、大阪市の天神橋筋二丁目商店街

好評だった鹿児島県産新バレイショの試食コーナー=5日、大阪市の天神橋筋二丁目商店街

 「新ばれいしょ大好きフェア」が5日、大阪市の天神橋筋二丁目商店街であった。京阪神地区の青果市場の企業やJA鹿児島県経済連などで組織する京阪神鹿児島会が主催。関西地区での需要喚起と販売拡大に向け試食・即売コーナーを設け、鹿児島県産バレイショを売り込んだ。

 

 会場は、日本一長い商店街(全長2・6キロ)として知られる天神橋筋商店街の一角。料理でバレイショの品種による使い分けを紹介し、塩ゆでした沖永良部産の試食では食感などが好評だった。

 

 試食コーナーに立ち寄ったオランダ人夫婦は「私の国のポテトよりも柔らかくうま味が濃い。オニオンと合わせてサラダを作りたくなった」と笑顔。大阪市在住の70代女性は「新じゃがは皮ごと食べられておいしい。近所の分まで買いました」と買い求めた袋を自転車のかごに詰めていた。

 

 JA鹿児島県経済連大阪事務所の腰友一所長は「暖冬の影響で鍋需要を中心とした青果の需要が落ち込んでいる。バレイショも例外ではない。キャンペーンなどの施策を通じ、需要喚起と単価向上を図りたい」とした。