誘致反対声明を採択

2014年07月04日

社会・経済 

自衛隊誘致反対を訴えこぶしを突き上げる参加者=3日、奄美市

自衛隊誘致反対を訴えこぶしを突き上げる参加者=3日、奄美市

 奄美大島への陸上自衛隊警備部隊誘致に反対する市民グループ「集団的自衛権行使と戦争のための自衛隊誘致に反対する奄美ネットワーク」(大津幸夫代表)は3日、奄美市役所駐車場前で反対集会を開いた。市議会6月定例会最終本会議に提案された「奄美市への陸上自衛隊配備を求める意見書」への反対声明を採択。参加者は「戦場につながる自衛隊基地誘致は認めない」などとシュプレヒコール。怒りのこぶしを突き上げた。  集会は市議会最終本会議を前に開かれ、約60人が参加した。大津代表は、集団的自衛権の行使容認の閣議決定の在り方を批判。奄美市議会に提出された自衛隊誘致を求める意見書については「過疎化対策や経済浮揚も掲げ、自衛隊と一般企業の誘致を同じように扱っている。奄美市議会の見識が問われる」などと厳しく指摘し、意見書の撤回を求めた。