資源回復へスジアラ放流/奄美大島、2日間で1万匹

2016年10月28日

社会・経済 

スジアラを放流する名瀬地区漁業集落のメンバー=27日、奄美市の名瀬近海

スジアラを放流する名瀬地区漁業集落のメンバー=27日、奄美市の名瀬近海

 奄美大島の漁業集落4団体は27日、資源回復を目的にスジアラの稚魚を同島沿岸海域に放流した。水揚げ量の減少など漁業者を取り巻く環境が厳しさを増す中、関係者は「大きく成長し、数年後に少しでも漁民のためになれば」と期待。稚魚の腹びれの片方は抜き取っており、今後の漁獲に占める割合などを調査して放流効果を把握する考えだ。