龍郷町の山田酒造3位  400人の投票で選出  京都松尾大社「焼酎GP」

2018年06月08日

社会・経済 

京都であった焼酎グランプリで3位に輝いた山田酒造の山田社長=4日、龍郷町

京都であった焼酎グランプリで3位に輝いた山田酒造の山田社長=4日、龍郷町

  酒の神として室町時代から信仰を集める京都の松尾大社で5月27日、「本格焼酎グランプリ」(同実行委員会主催)が開かれ、龍郷町の㈲山田酒造が第3位に選ばれた。山田隆博代表(44)は「全国の焼酎好きが集まるイベントで黒糖焼酎が入賞できたことがうれしい。これからも奄美の黒糖焼酎を広めていきたい」と話した。

 

 同イベントは焼酎の本場九州から25蔵元を集め、来場者の投票でグランプリを決めるという内容で、初開催。京都近郊だけでなく九州、関東など全国から約400人が訪れ、奄美からは喜界島の朝日酒造㈱も参加した。

 

 来場者は会場を自由に巡って各蔵元一押しの焼酎を味わい、1人1票を投票。同数の3位には大麦焼酎「百年の孤独」で知られる㈱黒木本店、芋焼酎「旭萬年」の㈲渡邊酒造場(いずれも宮崎県)が選ばれた。

 

 山田酒造は「長雲(長期熟成)」と「一番橋」で勝負。来場者から「飲みやすい」「黒糖の香りが強くて驚いた」などの声があり、山田代表は「風味がしっかりしているのがうちの特徴。黒糖焼酎の知名度が低い中、不安もあったが、魅力を伝えられてうれしい」と話した。

 

 そのほかの上位入賞蔵元は次の通り。

 ▽順位 ①小牧醸造(鹿児島県)②柳田酒造(宮崎県)天草酒造(熊本県)