龍郷町芦徳にリゾートホテル

2018年04月20日

社会・経済 

芦徳集落にオープンするリゾートホテル「ネストアット奄美ビーチヴィラ」(上)と、スイートルームの一室=18日、龍郷町

芦徳集落にオープンするリゾートホテル「ネストアット奄美ビーチヴィラ」(上)と、スイートルームの一室=18日、龍郷町

 龍郷町芦徳に20日、リゾートホテル「ネストアット奄美ビーチヴィラ」がオープンする。運営する㈱ネストアット奄美(本社・奄美市名瀬)の近藤哲支配人は「奄美大島の豊かな自然の中、新しいシマ(集落)として利用者がゆっくりと過ごせる場所を目指す」と話した。

 

 ヴィラはプール付きの独立型スイートルームや屋外風呂付きの客室など木造コテージ全13棟23室で構成。設計は奄美市笠利町屋仁出身の建築家・山下保博さん(57)=アトリエ天工人、奄美設計集団代表=が担当した。

 

 夜光貝から着想を得たというユニークな形状の屋根にはシイの木を泥染めした材を使用。調度品にはアジアの民芸品などをあしらい、古くから琉球や諸外国の文化を取り入れてきた奄美の歴史的背景を意識した。

 

 隣接するレストランでは島の食材を使った現代風和食料理を提供する。宿泊客のほか、一般の利用も可能(要予約)。近藤支配人は「地元の方や何度も観光で訪れている方にとっても、新しい発見がある場所になれば」と語った。

 

 1泊料金は1室4万~10万円。問い合わせは電話0997(55)4066同社。

ネストアット奄美ビーチヴィラオープン・内部