3年連続豊作願い種まき 知名町葉たばこ振興会

2019年01月08日

社会・経済 

質量そろった豊作を願い、葉タバコの種まきを行う関係者ら=7日、知名町正名

質量そろった豊作を願い、葉タバコの種まきを行う関係者ら=7日、知名町正名

 知名町葉たばこ振興会(元栄章裕会長)は7日、同町正名の育苗用ハウスで2019年期産の葉タバコの播種(はしゅ)式を行った。生産者や農協、行政関係者ら35人が参加。作業を分担して種をまき、今年の豊作を祈願した。

 

 知名町は奄美群島内で唯一の葉タバコ産地で、今年は26戸(前年比1戸減)が栽培。18年期産は56・6ヘクタールで総収量130トン、販売額2億4300万円だった。10アール当たりの収量は231キロ。17年以降、豊作が続いている。

 

 3年連続の豊作を目指す今期は56ヘクタールで栽培。10アール当たりの収量225キロ、販売額約2億5600万円を見込む。

 

 式で今井力夫町長は「皆さんの生産意欲とこれまでの知識を生かし、今年も昨年以上に収量、質が高まることを祈念する」と激励。

 

 元栄会長は「一昨年は(10アール当たり収量が)210キロ、昨年は230キロと、いい流れできている。今年は量に加えて品質も上げ、いい流れを保ちたい」と抱負を述べた。

 

 葉タバコはハウス内での育苗を経て2月下旬頃に植え付けを予定。9月の取引開始に向け、4月中旬から6月下旬にかけて収穫を行う。