3年1カ月で10万人達成 地場産野菜、加工品好評 加計呂麻島のいっちゃむん市場

2018年12月20日

社会・経済 

「加計呂麻島のいっちゃむん市場」10万人目の来場者となった髙橋司さん(前列左)=19日、瀬戸内町(提供写真)

「加計呂麻島のいっちゃむん市場」10万人目の来場者となった髙橋司さん(前列左)=19日、瀬戸内町(提供写真)

 瀬戸内町瀬相の農林水産物直売所「加計呂麻島のいっちゃむん市場」(久保徹子所長、生産者数148人)は19日、同所での買い物利用者数が延べ10万人を達成した。10万人目の客となったのは東京都多摩市在住の髙橋司さん(79)。同市場生産者会や店員、町農林課職員がくす玉割りや記念品贈呈などで祝福した。

 

 「いっちゃむん」は方言で「よいもの」との意味。同所は2015年11月にオープン。地場産野菜や加工品販売が島内外の利用客に好評で、17年7月には利用者数5万人を達成していた。年間売上金額も年々伸び、18年度は3千万円を超える見込み。

 

 髙橋さんは友人と2人でクエを食べるために奄美大島を訪問し、加計呂麻島は初来島。所内での突然の祝福に「大変うれしい。めったにない事。祝いのたすきをかけたまま東京へ帰り、道中、いっちゃむんの宣伝をします」と喜んだ。

 

 生産者会の川島博会長は「思ったより早く10万人を達成することができた。最初は野菜中心だったのが今ではさまざまな商品を販売することができ、加計呂麻島にはなくてはならない存在となった。これからも良いものをつくれるように私たち生産者といっちゃむん市場が協力し合い頑張っていきたい」と意欲を語った。