五輪・パラ大会ホストタウン事業で大使、天城町へ

「ワイド節」を踊って高校生と交流するハギンス大使(右から2番目)=10日、天城町の樟南第二高校

「ワイド節」を踊って高校生と交流するハギンス大使(右から2番目)=10日、天城町の樟南第二高校

 東京五輪・パラリンピック大会で、天城町とホストタウン事業に関わる覚書を調印しているセントクリストファー・ネービスのジャスミン・ハギンス大使、エイプリル・フアン大使秘書が9日、交流事業のため徳之島入りした。同日は町側との交流会に臨み、10日は高校生との国際交流や町総合運動公園陸上競技場の視察を行い、新年度以降の交流へ向け町と国双方の連携を確認した。

 

 9日に町防災センターで開かれた交流会には、町幹部や一般住民ら約100人が出席。森田弘光天城町長は「東京五輪・パラリンピックを機に、セントクリストファー・ネービスとつながりができたことをうれしく思う。本大会後も交流を深めていきたい」と歓迎した。

 

 ハギンス大使はスライドを使い、海に囲まれた地形やヤギを食べる食文化など、徳之島と似た自国の特徴を紹介。町側は結シアター手舞の演舞や三味線演奏など、島の伝統文化でもてなした。

 

 10日は町役場の表敬訪問に続き、樟南第二高校で普通科2、3年生23人と英語のみで交流授業を実施。両地域の文化について理解を深め、最後は太鼓と三味線の演奏で「ワイド節」を踊り、交流を締めくくった。

 

 ハギンス大使は「天城町は母国に良く似ていて、住民の温かさを感じた。五輪大会終了後も高校生の交換留学などで交流が続けられるよう、両地域の関係を深めていきたい」と話した。

 

 新年度は東京五輪終了後に、五輪出場選手を招聘(しょうへい)して交流を計画している。