元幕内里山が断髪式

最後に師匠の尾上親方に止めばさみを入れてもらった里山改め佐ノ山親方=28日 東京・国技館

最後に師匠の尾上親方に止めばさみを入れてもらった里山改め佐ノ山親方=28日 東京・国技館

 昨年11月の九州場所で引退した奄美市笠利町出身の元幕内力士、里山(本名里山浩作)の引退、年寄佐ノ山襲名披露大相撲が28日、東京・国技館で行われた。断髪式では白鵬、鶴竜の両横綱をはじめ後援者や奄美出身者ら約300人が、まげにはさみを入れた。佐ノ山親方は「約30年間相撲とともに歩んできた。後進の育成と相撲界発展のために精進したい」とあいさつした。奄美大島からも多くの関係者が訪れ、館内には声援と指笛が鳴り響いた。

 

 披露大相撲は里山関奄美大島後援会が主催。相撲甚句に続いて行われた最後の土俵入りでは、会場から大きな歓声と拍手が国技館を包み、まわし姿をカメラに収めようと無数のストロボが土俵を照らした。土俵では白いまわしを締めた長男瑛汰君(6)との最後の取組もあり、集まったファンから盛んな拍手が送られた。

 

断髪式に先立ち、来場者に謝辞を述べる奄美大島後援会会長の朝山毅奄美市長

断髪式に先立ち、来場者に謝辞を述べる奄美大島後援会会長の朝山毅奄美市長

 断髪式では冒頭、奄美大島後援会会長の朝山毅奄美市長が土俵に上がり「日本一土俵が多く、相撲が盛んな奄美大島で、里山関は幼少時から稽古に励み精進を重ねた。長年の苦労に賛辞を送り、消えることのない相撲への情熱が相撲界の発展につながることを期待したい」とあいさつした。

 

 東西南北と4方向に向きを変えながら断髪式が行われ、後援者や出身者らが少しずつまげにはさみを入た。最後に師匠の尾上親方(元小結濵ノ嶋)が止めばさみを入れた。

 

 佐ノ山親方は断髪式の途中、女人禁制の土俵を降り土俵下で母ツネ子さんにもはさみを入れてもらった。