吉田選手は島の誇り 女子ボクシング世界王者に 沖永良部島からも応援団

吉田選手の勝利を喜ぶ(左から)父の渡辺正利さんと祖母の渡辺昭美さん=19日、千葉県・幕張メッセ

吉田選手の勝利を喜ぶ(左から)父の渡辺正利さんと祖母の渡辺昭美さん=19日、千葉県・幕張メッセ

 【東京支社】沖永良部2世の吉田実代選手(日本&OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者)が19日、WBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦で勝利し念願の世界王座を射止めた。会場の幕張メッセには、吉田選手が生まれ育った鹿児島市や大阪、親類のいる沖永良部島から約300人の応援団が駆け付けて声援を送り、世界チャンピオン誕生を喜んだ。

 

ケーシー・モートンに判定勝ちし、新王者となった吉田実代=19日、千葉県・幕張メッセ

ケーシー・モートンに判定勝ちし、新王者となった吉田実代=19日、千葉県・幕張メッセ

 チャンピオンベルトを巻いた娘の姿を見届けた父の渡辺正利さん(59)=鹿児島市=は「感無量です」とスポットライトの先に目を細めた。知名町に住む祖母の渡辺昭美さん(86)もリングサイドで10ラウンドを戦い抜いた孫の姿を見届けた。「応援してくださった皆さんや関係者のご尽力のおかげです。本当にありがとうございました。頑張ったねと声を掛けてあげたい」と喜びを語り、大きな拍手で活躍をたたえた。

 

 沖永良部島からは知名町区長会や吉田選手後援会のメンバーら約30人が上京し、声援を送った。試合開始2時間前から会場入りしていた竿津地区の伊窪末彦区長は、吉田選手の勝利に「でかちゃんどー(でかしたぞ)。ちばたよー(頑張ったよ)と拳を突き上げ「吉田選手は島の誇り」と胸を張った。松元道芳後援会長も「さあ、世界チャンピオンの誕生だ。沖永良部島での凱旋(がいせん)パレードと祝賀会の準備を始めなくては」と興奮した様子で喜びを語っていた。