徳之島トライアスロン、初の中止

初の大会中止を決めた第33回2020トライアスロンIN徳之島大会実施検討会=20日、天城町役場

初の大会中止を決めた第33回2020トライアスロンIN徳之島大会実施検討会=20日、天城町役場

 11月15日に予定していた第33回2020トライアスロンIN徳之島大会の実施検討会が20日、天城町役場であった。大会の運営委員ら約20人が出席し、新型コロナウイルスの感染状況などを踏まえて協議。島内の万全な感染対策や住民の理解を得ることが難しいとして、大会史上初となる中止を決めた。

 

 第33回大会をめぐっては、新型コロナの影響を見極めるため、4月の同大会実行委員会総会で開催日を7月5日から11月に延期。7月末時点のエントリー数は480人だった。

 

 同大会事務局の天城町商工水産観光課は、現在の新型コロナ感染状況や全国各地で中止となったイベントの状況などを説明。「収束が見込めない中、対策を講じて大会を開いても感染を封じ込めることは困難。大会開催への住民理解も得られる状況ではなく、島民の命を第一に考えないといけない」と中止を提案した。

 

前回のトライアスロン大会。総合、リレー両部門に島内外から569人が出場した=2019年6月

昨年のトライアスロン大会。総合、リレー両部門に島内外から569人が出場した=2019年6月

 一部の出席者からは「参加者を島内に限定し、距離を短くするなど規模を縮小して開催しては」という意見もあったが、「徳之島3町の夏祭りなどのイベントも中止になっている」「大会を開くため、住民に要請するボランティアの協力も得にくい」などの反対意見があり、中止を決めた。

 

 トライアスロン大会長の森田弘光町長は「中止することになったのは残念だが、島民の命や安全安心を守るための苦渋の決断。来年は盛大な大会にして、島民の皆さんに恩返しできれば」と話した。

 

 大会事務局によると、今後、徳之島3町のホームページや防災行政無線などで周知する。エントリーした480人に対して参加料を全額返金する。次回の第34回大会は2021年6月27日に予定している。