沖えらぶジョグも中止 新型ウイルス国内感染拡大で 伊地知和泊町長「断腸の思い」

新型コロナウイルスの国内での感染拡大を受け、中止が決まった沖えらぶジョギング大会=2019年3月17日撮影、和泊町

新型コロナウイルスの国内での感染拡大を受け、中止が決まった沖えらぶジョギング大会=2019年3月17日撮影、和泊町

 【沖永良部総局】第39回花の島沖えらぶジョギング大会実行委員会は21日、国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月15日開催予定だった大会の中止を決めた。大会事務局の和泊町企画課は「ランナー、島民、関係者の皆さんの健康と安全安心を最優先に考慮した結果」としている。同大会は1982年に始まり中止は今回が初めて。大会前夜のフラワーフェスティバルなど関連イベントも中止する。

 

 同実行委は21日午後6時から同町役場で、非公開の臨時会議を開き、大会中止を決めた。

 

 21日現在、沖永良部島を含む県内での新型コロナウイルスの感染は確認されていない。そのため会議では大会イベントの一部短縮や「島内参加者のみでの開催」などの案も検討されたが、「マスクや消毒液など感染対策のための十分な備品確保も厳しい状況での開催は難しい」といった意見もあり、実行委の総意として「大会中止」を決断した。

 

 同ジョギング大会会長の伊地知実利和泊町長は「万一、本町で感染が拡大した場合、離島では医療機関などにも限りがあり、大変な事態が懸念される。大会に向けて一生懸命準備してきた担当職員や関係者、そして楽しみにしていたランナーの気持ちを考えると断腸の思いだが、総合的に見て開催は難しい。次年度の40回大会に向けて再度取り組んでいきたい」と述べた。

 

 同大会には3キロ、5キロ、ハーフ(21・2キロ)、ハーフリレー(同)の4種目に、歴代で2番目に多い計2345人が出走予定だった。うち島外参加は、北海道から沖縄まで計291人。

 

 同事務局によると、ランナーらには大会公式サイトやはがきなどで大会中止を知らせる。町内には22日に防災無線で周知を図る。

 

 県内では3月1日の鹿児島マラソン、同8日のヨロンマラソンも同感染症の広がりを受け、中止が決まっている。