知事「安全な開催困難」 鹿児島国体、可否6月判断

鈴木大地スポーツ庁長官とオンラインで会談する三反園知事=18日、鹿児島市の県庁

鈴木大地スポーツ庁長官とオンラインで会談する三反園知事=18日、鹿児島市の県庁

 10月に開催が予定されている鹿児島国体と全国障害者スポーツ大会鹿児島大会について、三反園訓知事は20日、鹿児島市の県庁で報道陣に対し、10月の安全な開催は困難との見通しを明らかにした。多くの人の移動による新型コロナウイルス感染拡大の懸念などが主な理由。その上で、6月中の両大会の開催可否判断に向け、国や関係団体と協議を続けていく考えを重ねて示した。

 

 両大会について三反園知事は、15日に伊藤雅俊日本スポーツ協会長、鳥原光憲日本障がい者スポーツ協会長と、18日には鈴木大地スポーツ庁長官とそれぞれウェブ会談。新たな感染者が長期間発生していない状況や県の体制整備、県民の期待の大きさなどを伝えて、10月開催への意欲を示していたが、一部では10月開催が困難視されているとの報道もあった。

 

 三反園知事はこうした状況への見解を問われ、「ウェブ会議では、地方での予選会が開かれていない実情があり、多くの人の移動で感染拡大を招くのではないかとの懸念でも一致した」と報告。

 

 その上で、会談では国内で感染者の発生確認が続いている地域があることにも触れ、感染の第2波、第3波が心配される中で選手や観客、県民の安全優先を確認したと説明し、「総合的に考えた場合、10月の国体の安全な開催は難しいかもしれないとの認識でも一致している」と述べた。

 

 一方で「国体は48年ぶりの鹿児島県での開催であり、県民の期待の大きさも3人に伝えた。県の準備状況も説明しており、3人からは『重く受け止めたい』との言葉があった」とも話し、今後は6月の可否判断に向け、県も含めた4者で調整が本格化していくと説明した。