福島さん兄弟(瀬戸内町)が優勝、準優勝 全日本ID柔道大会

全日本ID柔道大会で好成績を残し、瀬戸内町役場を表敬訪問した福島誠己さん(右から2番目)と徹志さん(同3番目)兄弟=11日

全日本ID柔道大会で好成績を残し、瀬戸内町役場を表敬訪問した福島誠己さん(右から2番目)と徹志さん(同3番目)兄弟=11日

 第2回全日本ID(知的障がい者)柔道大会(公益財団法人全日本柔道連盟主催)は8日、東京都八王子市の日本文化大学立志舘であり、瀬戸内柔道連盟に所属する双子の兄・福島誠己さん(26)と弟・福島徹志さん(26)が初出場。各出場ブロックで徹志さんが優勝、誠己さんが準優勝を飾った。

 

 大会には全国各地から男子32人、女子10人が出場。性別、体重、競技能力によってブロックに分かれてそれぞれ2試合行い、勝率や試合内容などで順位を決めた。

 

 徹志さんは145㌢、誠己さんは143㌢と小柄ながら、身長差のある相手と互角の勝負を繰り広げ、徹志さんはいずれも判定勝ちで2勝、誠己さんは返し技の一本勝ちで1勝を挙げた。

 

 大会を振り返り、徹志さんは「緊張したが、みんなから言われたことを思い出しながら相手に向かった。初めて優勝できてうれしい」と笑顔。誠己さんは「一本負けで1敗したのは悔しかった。もっと練習を頑張り、次の大会では金メダルを取りたい」と語った。

 

 2人は小学1年生から柔道を始めた。現在も仕事などで行けない日を除いて週3回の練習を続けている。2人が競技を始めた当初から指導している阿部光明監督(50)は「この大会が決まってから2人ともよく練習に来て頑張っていたので、その結果だと思う。後輩たちの励みにもなれば」とたたえた。

 

 2人は11日、瀬戸内町役場を表敬訪問し、鎌田愛人町長に結果を報告した。鎌田町長は「頑張った結果が出て大変うれしく思う。もし国際大会に出場できるチャンスが巡ってきたら、日本の代表として頑張ってもらいたい」と今後の活躍に期待を込めた。