「次は世界チャンピオンに」 吉田実代選手、初防衛祝勝会 東洋太平洋女子バンタム級王者 知名町

2018年11月15日

スポーツ

後援会主催の祝勝会でミット打ちを披露する吉田選手=13日、知名町

後援会主催の祝勝会でミット打ちを披露する吉田選手=13日、知名町

  【沖永良部総局】沖永良部島2世で、OPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)の東洋太平洋女子バンタム級チャンピオン、吉田実代選手(30)=EBISU K,s BOX所属=の同タイトル初防衛を祝う会(同後援会主催)が13日夜、知名町の小米防災センターであった。吉田選手の親戚や後援会関係者ら約50人が集まり初防衛を祝福。「来年は世界チャンピオン誕生だ」と吉田選手へ多くの期待の声が寄せられた。

 

 吉田選手は鹿児島市生まれで、父が知名町小米出身。20歳の誕生日に単身でハワイに格闘技留学し、キックボクシングや総合格闘技を経て2014年にプロボクサーに転向した。

 現在は東洋太平洋に加え、日本女子プロボクシングバンタム級チャンピオン。9月30日に鹿児島アリーナであった東洋太平洋女子タイトルマッチで初防衛を果たし、13日に凱旋来島した。

 

 祝勝会で吉田実代後援会の松元道芳会長は「来年はいよいよ世界チャンピオン。沖永良部のことも発信してくれている吉田選手をみんなで応援しよう」と呼び掛けた。

 

 祝勝会に先立ち、地元の子どもたちとも交流した吉田選手は「島の子どもたちがキラキラした目でチャンピオンと声を掛けてくれて、ボクシングにも興味を持ってくれたのがとてもうれしかった」と笑顔。「いつも温かく応援してくれる島のみなさんの期待に応えるためにも、来年の(世界チャンピオンの)チャンスを絶対に逃さないよういい準備をしたい」と力を込めた。

 

 会では、吉田選手が参加者を相手にミット打ちも披露して会場を沸かせた。