バレー・出身4選手が全国へ

2014年06月03日

スポーツ

SP・女子バレー・鹿女子の積 【鹿児島総局】2014年度鹿児島県高校総合体育大会は2日、鹿児島市内の各会場でバレーボール、ハンドボールがあった。バレーボールは男女4強の決勝リーグ戦があり、男子は鹿児島商業が8連覇、女子は鹿児島女子が7連覇で全国大会出場を決めた。
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 バレーボールの4強が競う決勝リーグには男女計14人の奄美出身選手が出場して熱戦を繰り広げた。男子を制した鹿児島商業で津田大地(久志中出身)、柳俊輔、柳泰雅(ともに田検中出身)、女子優勝の鹿児島女子で積彩夏(朝日中同)の計4人が全国に挑む。
 鹿児島商業は今春の全国高校バレーで準優勝。津田はその新チームの主将を任された。「先輩に支えられて伸び伸びプレーできた時と違いチームを率いる立場。重圧は大きい」と津田。「攻撃は全国でも通用する自信があるが、まだディフェンスが甘い。今度こそ日本一を」と力を込めた。
SP・鹿商の柳泰雅・津田大地・柳俊輔(左から) リベロで出場した柳俊輔は「鹿児島工業戦は相手の気合に押され第2セットを失った。サーブレシーブの乱れを修正しなければ」。ベンチメンバー入りした柳泰雅は「サポート中心になるが全力を尽くす。高さがない自分が全国で戦う技術を学ぶ機会にしたい」と全国大会へ意気込んだ。
 レフトアタッカーの積は決勝リーグ3戦にフル出場。事実上の決勝となった錦江湾戦のマッチポイントで優勝を決めるスパイクを決めるなど攻守に活躍した。
 男子準Vの鹿児島工業の伊元幸正は中学時に津田、柳らとともに田検・久志チームで全国準優勝を果たした主力選手。「新人戦は九州4強だった。チーム一丸でさらに上を目指す」と九州大会での目標を掲げ「中学で全国に導いてくれた津田さんを倒して全国に行くのが自分の目標。次は勝ってみせる」とエースの矜持(きょうじ)をのぞかせた。